ANSERA JOURNAL
市況・マーケットレポート
- 公開日
- 最終更新日
- 執筆・監修
- 株式会社Ansera
町名別マンション価格ランキングで見る虎ノ門・浜松町の資産価値──70㎡約3億円と「10年で3.8倍」の現実
==================
0.今日のテーマ:虎ノ門「70㎡=約3億円」、浜松町「10年で約3.8倍」という事実
==================
最新の町名別マンション価格ランキングによると、2025年上半期の「70㎡換算価格」が最も高かった町は港区虎ノ門で、約3億円という水準でした。
同じランキングで、10年前からの上昇率トップは港区浜松町で、10年で約3.8倍に資産価値が高まったとされています。
同じ港区の中でも、
「絶対価格」でトップの虎ノ門
「上昇率」でトップの浜松町
という、性質の違う2つのエリアが浮かび上がっています。
今日はこのデータを手掛かりに、虎ノ門・浜松町エリアの資産価値を整理しつつ、港区1〜2億/2〜5億/5〜20億レンジのオーナーがどう考えるべきかをまとめます。
==================
1.町名別ランキングの概要:虎ノ門は「70㎡約3億円」、浜松町は「10年で約3.8倍」
==================
町名別の価格ランキング(70㎡換算)では、上位はおおむね以下のような構図になっています。
1位 港区虎ノ門 :70㎡価格 約3億円
2位 港区東新橋 :70㎡価格 約2億9,000万円
3位 千代田区四番町:70㎡価格 約2億7,000万円台
14位 港区広尾 :ここから1億円台のゾーンへ
一方、10年前(2015年前後)との「上昇率ランキング」では、
1位 港区浜松町 :10年で+約279%(約3.8倍)
港区三田なども160%超の上昇率
上位は港区の町名がほぼ独占
という構図です。
つまり、
「いま一番高い」のが虎ノ門(絶対価格トップ)
「この10年で一番伸びた」のが浜松町(上昇率トップ)
しかも上位は港区の町名が多数
という、港区の強さがそのまま数字に表れているランキングと言えます。
==================
2.虎ノ門:70㎡約3億円を支える「ビジネス中枢×再開発」の街
==================
虎ノ門の70㎡価格が約3億円まで上昇した背景には、いくつかの要因が重なっています。
国際ビジネス中枢としてのポジション
霞が関・永田町・丸の内・大手町と地続きの「官庁・ビジネス」エリアであり、
外資系企業や国内大手の本社機能が集積するオフィス街としての価値がまずあります。
大規模再開発と虎ノ門ヒルズ
虎ノ門ヒルズを中心に、
オフィス・ホテル・レジデンス・商業施設が一体となった大規模再開発が進行し、
「昼だけのオフィス街」から「24時間滞在型の国際都市」へと街の性格が変わりつつあります。
住宅ストックの「希少性」
オフィス比率が圧倒的に高いエリアであるため、
そもそも高級レジデンスやタワーマンションのストックが多くありません。
その中で条件の良い住戸は、取引事例そのものが限られ、「指名買い」に近い状態になりやすいと言えます。
価格帯として見ると、
70㎡前後で2〜5億レンジ
100㎡を超えるラグジュアリーユニットは5〜20億レンジ
が主戦場になります。
虎ノ門のポイントは、
「買える人」が極端に限られている
その分、売り出しが少ない=マーケットに出てこない住戸も多い
という、流動性と希少性のバランスが独特なエリアだということです。
==================
3.浜松町:10年で約3.8倍、再開発で「通過駅」から「玄関口」へ
==================
一方、10年で約3.8倍の上昇率を記録した港区浜松町は、もともとは「オフィス街+交通結節点」としての印象が強いエリアでした。
この10年で起きた変化を整理すると、
世界貿易センタービル建て替えと駅前再開発
浜松町駅前のランドマークだった世界貿易センタービルの建て替えや、
駅前広場・バスターミナル整備など、「羽田・都心の玄関口」としての機能強化が進んでいます。
周辺エリアとの連続した再開発
汐留・東新橋、竹芝、新橋、芝浦など、
ウォーターフロントと内陸を結ぶ一帯で、オフィス・ホテル・商業・劇場・レジデンスが連続的に整備されました。
居住エリアとしてのポテンシャルの再評価
「オフィス街」「乗換駅」という位置付けだった浜松町が、
東京タワー・芝公園・増上寺・竹芝ふ頭などの環境資源とセットで評価され、
高層レジデンスや高級分譲マンションが徐々に増えてきています。
結果として、
元々の価格水準が虎ノ門ほど高くなかった
そこに大型再開発と交通利便の強化が重なった
ことで、10年で約3.8倍という、非常に大きな上昇率になっています。
70㎡換算で見れば、浜松町もすでに1〜2億〜2〜5億レンジにしっかり乗ってきており、
将来の再開発の進行に応じて、虎ノ門・東新橋により近い水準へ寄っていく可能性があります。
==================
4.東新橋・広尾・三田との比較で見える「港区内の階層」
==================
ランキング上位には、虎ノ門・浜松町以外にも港区の町名が多数登場します。
港区東新橋:70㎡価格 約2億9,000万円(汐留のタワーレジデンス群)
港区広尾 :70㎡価格は1億円台後半〜2億円弱の帯(14位前後)
港区三田 :10年上昇率160%超のエリア
これらを並べると、港区内のざっくりとした「階層イメージ」は次のようになります。
絶対価格トップ帯:虎ノ門・東新橋(70㎡ 2.5〜3億円台)
上昇率トップ帯 :浜松町・三田(10年で2〜3.8倍の伸び)
安定高値帯 :広尾・元麻布・南麻布など(1億円台後半〜2億円弱)
同じ「港区」でも、
ビジネス中枢×再開発で一気に価格を引き上げたエリア
伝統的な高級住宅地として安定的に評価されるエリア
その中間に位置しつつ、上昇余地を残しているエリア
に分かれてきていることが、町名レベルのデータからも見えてきます。
==================
5.1〜2億/2〜5億/5〜20億レンジ別に見る、虎ノ門・浜松町のポジション
==================
価格レンジごとに、虎ノ門・浜松町の位置付けを整理します。
【1〜2億レンジ】
虎ノ門:
専有面積40〜50㎡台のコンパクト住戸や、築年数の進んだマンションが中心。
「虎ノ門アドレスで1〜2億」というだけで、投資+セカンド的な需要が出やすいゾーンです。
浜松町:
まだ築浅〜中堅クラスの1LDK〜2LDKで1〜2億台が残っているエリア。
10年で3.8倍という上昇率を踏まえると、「ここからは伸び率よりも維持力を見るフェーズ」に入りつつあります。
【2〜5億レンジ】
虎ノ門:
70㎡前後のファミリータイプが2〜5億レンジの中心。
ビジネス中枢と直結したライフスタイル(経営者・専門職・外資系エグゼクティブ)と相性の良い帯です。
浜松町:
東京タワービュー・ベイビューを備えた高層階や、芝公園寄りの良好な住戸は、
2〜5億レンジで虎ノ門・東新橋に近い評価を受け始めています。
【5〜20億レンジ】
虎ノ門:
ペントハウス級や100㎡超のレジデンスは、完全に5〜20億の世界。
ここは「値段」ではなく「代替不可能性」で判断される帯です。
浜松町:
現時点では5〜20億帯の事例は虎ノ門ほど多くはありませんが、
再開発の進捗とともに、「都心・湾岸・空港アクセス」を兼ね備えたプレミアムレジデンスとしてのポテンシャルがあります。
==================
6.虎ノ門・浜松町エリアのオーナーが押さえておきたいポイント
==================
虎ノ門・浜松町エリアで区分マンションをお持ちのオーナーが、いま整理しておきたいポイントは次の通りです。
自分の住戸がどのレンジに属しているか
1〜2億/2〜5億/5〜20億のどこかによって、買い手の顔ぶれも出口の取り方も変わります。
「再開発ストーリー」との結び付き
単に「駅に近い」「眺望が良い」だけでなく、
街全体の再開発とどう結びついているか(徒歩動線・日常利用できる施設)を、ストーリーとして語れるかどうかが重要です。
賃貸需要とのバランス
浜松町は羽田空港アクセスとビジネス立地を背景に、法人・駐在員ファミリー向け賃貸需要が強いエリアです。
虎ノ門は、そもそもの賃貸ストックが少ない分、条件の良い住戸は賃料水準が高くなりやすいエリアです。
「売る・貸す・持ち続ける」のいずれを選ぶにせよ、
自物件の立ち位置
街の再開発ストーリー
価格帯とターゲット層
を結び付けて整理しておくと、意思決定がしやすくなります。
==================
7.まとめ:町名レベルで見ると、港区の中でも「どこを持っているか」が重要な時代へ
==================
町名別マンション価格ランキングから見えてくるのは、次のような現実です。
港区虎ノ門は、70㎡価格で約3億円と「絶対価格トップ」のエリア
港区浜松町は、10年で約3.8倍の上昇率トップのエリア
東新橋・広尾・三田など、港区内でも役割の違うエリアが数字で分かれてきている
同じ港区のマンションでも、
どの町名を持っているか
その町名の中で、どの建物・どの住戸を持っているか
によって、資産としての動き方は大きく変わります。
「港区だから大丈夫」という大づかみな見方から一歩踏み込み、
虎ノ門・浜松町・東新橋・三田・広尾……といった町名レベル
1〜2億/2〜5億/5〜20億という価格帯レベル
で自分のポジションを確認しておくことが、これからの港区オーナーにとって重要になっていくと考えられます。
港区の高級マンション(1億〜20億)のご相談について
株式会社Anseraは、
港区内のタワーマンション・高級レジデンス・ブランドマンションなど
1億〜20億クラスの区分マンションを中心に、
売却・購入・賃貸運用・管理のご相談をお受けしています。
日記で取り上げているような、市況・金利・税制・再開発・地価動向は、
港区の高級マンションの価格や賃料、出口戦略(売る/貸す/住み替える)に
少なからず影響を与えます。
ただし、実際の影響度は「マンション名」「棟・階数・向き」「面積帯」
「1〜2億/2〜5億/5〜20億といった価格レンジ」によって大きく異なります。
このような港区オーナー様からのご相談が増えています
- ♦港区のタワーマンション・高級レジデンスを所有しており、いま売るべきか貸すべきか迷っている
- ♦1〜2億/2〜5億/5〜20億クラスの区分マンションについて、港区内の実勢価格と売却にかかる期間を知りたい
- ♦自宅として購入したが、数年後に賃貸に出す前提でキャッシュフローと出口を整理したい
- ♦他社の査定金額や販売戦略が妥当か、港区の高級マンションに絞ったセカンドオピニオンが欲しい
- ♦港区での購入と同時に、将来の賃貸募集・管理まで任せられる会社を探している(海外居住・法人名義など)
対応エリア・物件イメージ
対応エリアの例:港区全域(麻布台・六本木・赤坂・麻布十番・三田・白金・高輪・芝・芝浦・汐留など)。
価格帯の目安:おおよそ1億〜20億クラスの区分マンション、タワーマンション・高級低層レジデンス・ブランドマンションなど。
ご相談の流れ
- 下記フォームより「売却・購入・賃貸運用・管理」など、ご希望内容とマンション名・エリアを送信
- 専任担当者が、面積・間取り・階数・向き・現況など物件概要を簡単にヒアリング
- 市況データと近隣の成約事例をもとに、価格帯・賃料帯・想定スケジュールを整理した簡易レポートをご提示
- 方針が固まりましたら、売却戦略・購入サポート・賃貸募集条件・管理内容をご提案
「まずは相場感だけ知りたい」「売るか貸すかを数字で比較したい」といった段階でも構いません。
港区の高級マンションに関するご相談は、下記ボタンからお気軽にお問い合わせください。
港区の高級マンション(1億〜20億)のご相談について
株式会社Anseraは、
港区内のタワーマンション・高級レジデンス・ブランドマンションなど
1億〜20億クラスの区分マンションを中心に、
売却・購入・賃貸運用・管理のご相談をお受けしています。
日記で取り上げているような、市況・金利・税制・再開発・地価動向は、
港区の高級マンションの価格や賃料、出口戦略(売る/貸す/住み替える)に
少なからず影響を与えます。
ただし、実際の影響度は「マンション名」「棟・階数・向き」「面積帯」
「1〜2億/2〜5億/5〜20億といった価格レンジ」によって大きく異なります。
このような港区オーナー様からのご相談が増えています
- ♦港区のタワーマンション・高級レジデンスを所有しており、いま売るべきか貸すべきか迷っている
- ♦1〜2億/2〜5億/5〜20億クラスの区分マンションについて、港区内の実勢価格と売却にかかる期間を知りたい
- ♦自宅として購入したが、数年後に賃貸に出す前提でキャッシュフローと出口を整理したい
- ♦他社の査定金額や販売戦略が妥当か、港区の高級マンションに絞ったセカンドオピニオンが欲しい
- ♦港区での購入と同時に、将来の賃貸募集・管理まで任せられる会社を探している(海外居住・法人名義など)
対応エリア・物件イメージ
対応エリアの例:港区全域(麻布台・六本木・赤坂・麻布十番・三田・白金・高輪・芝・芝浦・汐留など)。
価格帯の目安:おおよそ1億〜20億クラスの区分マンション、タワーマンション・高級低層レジデンス・ブランドマンションなど。
ご相談の流れ
- 下記フォームより「売却・購入・賃貸運用・管理」など、ご希望内容とマンション名・エリアを送信
- 専任担当者が、面積・間取り・階数・向き・現況など物件概要を簡単にヒアリング
- 市況データと近隣の成約事例をもとに、価格帯・賃料帯・想定スケジュールを整理した簡易レポートをご提示
- 方針が固まりましたら、売却戦略・購入サポート・賃貸募集条件・管理内容をご提案
「まずは相場感だけ知りたい」「売るか貸すかを数字で比較したい」といった段階でも構いません。
港区の高級マンションに関するご相談は、下記ボタンからお気軽にお問い合わせください。
掲載内容は公開・更新時点の情報です。募集条件、施設情報、交通情報等は変更される場合があります。
