ANSERA JOURNAL
不動産ニュース
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2026年度税制改正で中古住宅の住宅ローン減税が拡充──港区の高級マンション売却・購入への影響
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0.今日のテーマ:2026年度税制改正で「中古ローン減税」が実質大幅拡充
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2025年末に公表された令和8年度(2026年度)税制改正大綱で、住宅ローン減税の延長と見直しが決まりました。
なかでもインパクトが大きいのが、「既存(中古)住宅」に対する住宅ローン減税の拡充です。
これまで新築に比べて不利だった中古住宅の控除条件が、2026年以降はかなり新築に近づきます。
港区の高級中古マンション、とくに1〜2億レンジのコンパクトや2〜5億レンジのファミリータイプには、明確な追い風です。
今日は、「制度として何が変わるのか」と「港区マンションの売主・買主がどう考えるか」を整理します。
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1.2026年度改正のポイント:中古も「13年控除・40㎡以上」が基本に
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まずは制度面の主な変更点です(細かい区分は簡略化しています)。
適用期限が5年間延長
2026年1月1日〜2030年12月31日の入居まで、住宅ローン減税の適用が継続します。
既存(中古)住宅への支援拡充
省エネ性能の高い既存住宅について、
控除期間:10年 → 原則13年へ
借入限度額:最大3,000万円 → 最大3,500〜4,500万円へ(性能区分により異なる)
といった見直しが行われ、新築との格差が大きく縮まります。
床面積要件の緩和
これまでは原則50㎡以上
2026年以降は、原則40㎡以上でも住宅ローン減税が利用可能
(ただし、合計所得1,000万円超や上乗せ特例利用者は50㎡以上が必要)
ざっくり言えば、
「条件を満たす省エネ中古マンションは、住宅ローン減税の面で新築とほぼ同等の扱いになる」
という方向性です。
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2.中古ローン減税は具体的にどれくらい有利になるのか
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従来の中古住宅の住宅ローン減税(省エネ性能あり)の上限は、おおよそ次のイメージでした。
借入限度額:3,000万円
控除率:0.7%
控除期間:10年
→ 最大控除額:約210万円(3,000万円 × 0.7% × 10年)
2026年度改正後、省エネ性能の高い既存住宅では、
借入限度額:3,500〜4,500万円(性能区分・世帯属性による)
控除率:0.7%
控除期間:13年
→ 最大控除額:最大約409.5万円(4,500万円 × 0.7% × 13年)
といった水準まで拡充されるイメージです。
もちろん、港区の1〜2億・2〜5億クラスの物件では「借入限度額4,500万円」は全体の一部にすぎませんが、
それでも「中古でもここまで控除が取れる」という心理的ハードルの低下は大きいと言えます。
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3.床面積40㎡以上への緩和が意味するもの──コンパクト港区マンションへの追い風
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港区の高級マンションでは、
40〜49㎡台の1LDK
50〜60㎡台のコンパクト2LDK
といった「実需と投資の中間」のような住戸が非常に多く存在します。
これまで、床面積要件50㎡の壁により、
40〜49㎡台のコンパクトは住宅ローン減税の対象外
50㎡ギリギリの住戸は、減税の有無が値付けや売れ行きに影響
という状況がありました。
2026年度改正で、
原則40㎡以上あれば中古でも住宅ローン減税の対象
ただし、40〜50㎡未満は「所得1,000万円超の年は控除NG」などの制限あり
という形に変わることで、
40〜49㎡のコンパクト港区マンション
50〜60㎡のややゆとりある1LDK〜2LDK
は、実需層にとって「新築と中古をフラットに比較しやすい」領域になっていきます。
売主側から見ると、
「ローン減税が使えるかどうか」をセールスポイントとして説明しやすくなるため、
同じ物件でも2025年と2026年以降で、購入側の印象は変わってきます。
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4.港区1〜2億レンジの中古マンション売主・買主の視点
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1〜2億レンジ(40〜70㎡前後)の中古マンションについて、売主・買主それぞれの視点を整理します。
売主側のポイント
買主側が住宅ローン減税をフルに使えるかどうかを事前に整理しておく
(床面積、省エネ基準への適合、築年数、検査済証の有無など)
ポータルや図面で「住宅ローン減税適用可(予定)」を明示できると、検討間口が広がる
同じエリアの新築に比べ、「減税メリット+価格差」でトータルコストの優位性を訴求しやすい
買主側のポイント
新築と中古を「毎月返済+減税後の実質負担」で比較しやすくなる
特に40〜50㎡台のコンパクトは、「減税の有無」で意思決定が変わる帯
省エネ性能・適合証明の有無により、受けられる恩恵が変わるため、物件選びの際にチェック項目が一つ増える
港区では、1〜2億レンジの中古コンパクトは、
自分で数年間住む
その後は賃貸に出す
という二段構えの使い方が多いため、「最初の数年でしっかりローン減税を受けきる」発想も現実的です。
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5.2〜5億レンジのファミリータイプへの影響
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2〜5億レンジ(70〜120㎡前後)のファミリータイプでも、中古ローン減税の拡充は無視できません。
物件価格が大きいため、ローン減税が与える心理的効果は1〜2億帯よりは小さい
一方で、「新築は高すぎるので、駅距離の良い中古にシフト」という動きは確実に強まる
この帯では、
新築プレミアムを払っても、共用施設やブランドで新築を選ぶのか
ローン減税が拡充された中古を選び、その分の資金を教育費・投資・事業に回すのか
という選択の意味合いが、これまでよりもはっきりします。
売主側としては、
同じエリアの新築価格帯
自物件のローン減税適用可否(控除期間・借入限度額)
を踏まえたうえで、「実質的な総コスト」で比較してもらうストーリーを用意しておくと、説得力が増します。
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6.高所得層の注意点──40〜50㎡未満と年収1,000万円超
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港区の高級マンションオーナー・購入検討者は、高所得層が多いエリアです。
今回の改正では、床面積要件が40㎡以上に緩和される一方で、次のような制限もあります。
合計所得1,000万円超の人
子育て世帯等への上乗せ措置を利用する人
については、
床面積要件50㎡以上が維持される
40〜50㎡未満のコンパクトはローン減税の対象外になる年が出てくる
といった形になります。
つまり、
「40㎡以上になったから、何でも減税OK」というわけではない
港区の高所得層が40〜49㎡コンパクトを買う場合、減税メリットは限定的になり得る
という前提は押さえておく必要があります。
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7.港区オーナー・購入検討者が今からできること
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今回の中古ローン減税拡充を前提に、港区の高級マンションオーナー・検討者が今からできることを簡単に整理します。
売却を検討しているオーナー
─ 自分の物件が住宅ローン減税の対象になるかどうかをチェック
─ 床面積、省エネ性能、築年数、検査済証などの条件を整理
─ 2025年〜2027年のどこで売ると、買主側の減税メリットを取り込みやすいかを検討
購入を検討している実需・投資家
─ 新築と中古で、ローン減税込みの実質負担額を比較
─ 40〜50㎡台のコンパクトについては、所得要件との関係を確認
─ 将来賃貸に出す前提なら、「減税のある数年間+その後の賃貸時キャッシュフロー」で総合判断
相続・資産管理の観点
─ 新築偏重だったポートフォリオを、中古高性能マンションへ分散する選択肢が現実的になる
─ 相続税対策と、自分たちの居住・賃貸運用をどう組み合わせるかを再検討するタイミング
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8.まとめ:2026年以降は「新築か中古か」より「どの中古か」を問われる時代へ
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2026年度税制改正により、
住宅ローン減税は2030年まで延長
省エネ性能の高い既存(中古)住宅は、控除期間13年・床面積40㎡以上など、新築並みの条件へ拡充
借入限度額も見直され、中古住宅への支援が強化
される方向になりました。
港区の高級マンション市場では、
「新築にしかローン減税の魅力がない」という時代から、
性能や書類が整った中古
駅距離や生活利便性に優れた中古
将来の賃貸運用を見据えた中古
といった物件が、新築と本格的に競合するフェーズへ入っていきます。
新築か中古か、ではなく、
「どの中古を、どの条件で、どのくらいの期間持つのか」。
その視点で港区マンションを見直していくことが、2026年以降の売却・購入戦略を考えるうえで重要になっていくと考えられます。
港区の高級マンション(1億〜20億)のご相談について
株式会社Anseraは、
港区内のタワーマンション・高級レジデンス・ブランドマンションなど
1億〜20億クラスの区分マンションを中心に、
売却・購入・賃貸運用・管理のご相談をお受けしています。
日記で取り上げているような、市況・金利・税制・再開発・地価動向は、
港区の高級マンションの価格や賃料、出口戦略(売る/貸す/住み替える)に
少なからず影響を与えます。
ただし、実際の影響度は「マンション名」「棟・階数・向き」「面積帯」
「1〜2億/2〜5億/5〜20億といった価格レンジ」によって大きく異なります。
このような港区オーナー様からのご相談が増えています
- ♦港区のタワーマンション・高級レジデンスを所有しており、いま売るべきか貸すべきか迷っている
- ♦1〜2億/2〜5億/5〜20億クラスの区分マンションについて、港区内の実勢価格と売却にかかる期間を知りたい
- ♦自宅として購入したが、数年後に賃貸に出す前提でキャッシュフローと出口を整理したい
- ♦他社の査定金額や販売戦略が妥当か、港区の高級マンションに絞ったセカンドオピニオンが欲しい
- ♦港区での購入と同時に、将来の賃貸募集・管理まで任せられる会社を探している(海外居住・法人名義など)
対応エリア・物件イメージ
対応エリアの例:港区全域(麻布台・六本木・赤坂・麻布十番・三田・白金・高輪・芝・芝浦・汐留など)。
価格帯の目安:おおよそ1億〜20億クラスの区分マンション、タワーマンション・高級低層レジデンス・ブランドマンションなど。
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「まずは相場感だけ知りたい」「売るか貸すかを数字で比較したい」といった段階でも構いません。
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