ANSERA JOURNAL
市況・マーケットレポート
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白金高輪駅北東に地上45階・高さ167.5mの新タワー 三田五丁目西地区第一種市街地再開発の現在地
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0.今日のテーマ:白金ザ・スカイ向かいで「第2の45階タワー」が動き出した
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白金高輪駅周辺では、白金ザ・スカイの竣工に続き、桜田通りを挟んだ向かい側でも新たな大型タワーマンション計画が本格的に動き始めています。
それが「三田五丁目西地区第一種市街地再開発事業」です。
地上45階・地下2階、高さ約160m(最高部約167.5m)、延床面積約8万2,500平方メートル、住宅約600戸という、港区内でも有数のスケール感です。
白金ザ・スカイの向かいに、同じ45階クラスのタワーがもう1本建つことになり、白金高輪駅北東側は「山手線内でも屈指のタワーマンション集積エリア」へと変わっていきます。
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1.三田五丁目西地区再開発の基本スペック
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まずは公表されている計画の骨格を整理します。
事業名 :三田五丁目西地区第一種市街地再開発事業
施行者 :三田五丁目西地区市街地再開発組合
参加組合員:住友不動産
特定業務代行者:前田建設工業
所在地 :港区三田五丁目の一部、白金一丁目の一部、高輪一丁目の一部
区域面積:約1.3ヘクタール
敷地面積:約7,820平方メートル
階数 :地上45階・地下2階
高さ :約160m(最高部約167.5m)
延床面積:約8万2,500平方メートル
主な用途:住宅(約600戸)、事務所、店舗、工場、SOHO、駐車場(約390台)
都市計画決定:2023年10月
再開発組合設立認可:2025年7月11日
組合設立:2025年7月26日
権利変換計画認可:2025年度予定
建築工事着工:2026年度予定
工事完了:2030年度予定
総事業費:約770億円
白金高輪駅から徒歩4分程度、魚らん坂下交差点東側の一帯が対象で、細い道路に木造建築物や工場が混在していたエリアを、複合タワーと広場・道路拡幅で再編する計画です。
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2.白金ザ・スカイの「向かい」に地上45階がもう1棟建つ意味
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三田五丁目西地区の敷地は、白金ザ・スカイのある白金一丁目東部北地区と、桜田通りを挟んで向かい合う位置関係にあります。
白金ザ・スカイ
地上45階(最高約156m)、総戸数1,247戸、白金高輪駅徒歩3分
三田五丁目西地区タワー
地上45階(最高約167.5m)、約600戸、白金高輪駅徒歩4分程度
という構図になり、桜田通り沿いに「高さ150m超クラスのツインタワー」が並ぶイメージです。
すでに白金ザ・スカイが、
1〜2億レンジ:コンパクト〜中型
2〜5億レンジ:70〜90平方メートル前後のファミリー向け
5〜10億レンジ:100平方メートル前後のプレミアム住戸
といった価格帯でマーケットを形成しつつあるなか、その正面に新たな供給が出てくることになります。
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3.街づくりとしての目的:木造密集・工場混在エリアの再編
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港区の説明では、この地区は細い道路に面して老朽化した木造建物が密集し、工場と住宅が混在するなど、市街地環境や防災性に課題があるエリアとされています。
再開発では、
敷地の整序・集約化による木造密集の解消
区画道路の新設・拡幅、交差点改良、電線地中化
児童遊園の移設・拡張と広場・屋上庭園を一体整備(約2,500平方メートル規模のオープンスペース)
シェアサイクルやバスベイの整備
災害時の一時滞在・物資集積を想定した防災機能の付与
などを通じて、
防災性の向上
安全で快適な歩行者ネットワーク
緑の多い複合市街地
を実現することが目的とされています。
単に「タワーマンションが1棟増える」という話ではなく、周辺道路や公園を含めた街づくりの中で、住宅・オフィス・商業・工場機能を整理する再編プロジェクトです。
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4.どんなタワーになるのか:住戸構成とターゲットイメージ
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計画図では、低層部(1〜5階程度)に事務所・SOHO・店舗・工場・駐車場を配置し、6階以上に約600戸の住宅が入る構成が示されています。
具体的な間取りや専有面積はこれからですが、白金高輪駅徒歩4分、45階建て、約600戸というスペックから考えると、次のようなイメージが現実的です(あくまで一般的な想定です)。
1〜2億レンジ
30〜60平方メートル台の1LDK〜2LDK中心
単身〜DINKS、セカンドハウス需要を取り込むコンパクト層
2〜5億レンジ
60〜90平方メートル台の2LDK〜3LDKがメイン
白金高輪で終の棲家を探す実需ファミリー層がターゲット
5〜10億レンジ
100〜130平方メートル前後の上層階角住戸、眺望プレミアム付き
白金ザ・スカイと同様、東京タワー・都心ビューを軸にしたプレミアム層
白金ザ・スカイよりも戸数は少なく、敷地もコンパクトであることを考えると、「大規模タワーというより、白金ザ・スカイと向かい合う中規模プレミアムタワー」というポジションになっていく可能性があります。
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5.既存オーナー・購入検討者にとってのポイント
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すでに白金高輪エリア(白金ザ・スカイ、既存タワー、低層レジデンス)に物件をお持ちの方や、今後購入を検討している方にとって、このプロジェクトはどのような意味を持つでしょうか。
すでに周辺に物件を所有しているオーナー
2026〜2030年にかけて、白金高輪駅徒歩数分圏で新築供給が増える
特に2〜5億レンジのファミリー向けタワー住戸では、短期的に「新築プレミア」の影響を受けやすい
一方で、街全体のブランド力と利便性、防災性は明確に底上げされる
したがって、
賃貸運用の場合
竣工前後の数年間は、募集賃料と空室期間のバランスを慎重に見る必要がある
売却を視野に入れる場合
白金ザ・スカイの築年数、三田五丁目西地区の工事進捗、白金一丁目西部中地区など他の再開発の動きも含めた「供給サイクル」を意識したタイミング設計が重要になる
これから白金高輪で購入を検討している方
白金ザ・スカイ(既に竣工済み)
三田五丁目西地区タワー(2030年度完成予定)
白金一丁目西部中地区タワー(別途進行中)
という、複数の大型プロジェクトが同一エリア内で立ち上がるため、
どの棟の、どの向き、どの階数、どの面積帯にポジションを取るかで、将来の賃貸・売却の出口が大きく変わります。
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6.高輪ゲートウェイ・品川エリアとの広域連動
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三田五丁目西地区の再開発は、単体で見てもインパクトがありますが、広域で見ると
高輪ゲートウェイシティ(TAKANAWA GATEWAY CITY)
品川駅西口再開発
東京メトロ南北線の品川延伸(品川〜白金高輪間)
といったプロジェクトと時間差で重なる位置にあります。
南北線延伸で白金高輪と品川が直結すると、
六本木一丁目・麻布十番・永田町・大手町などのビジネスエリア
新幹線・リニア中央新幹線・羽田空港アクセスを担う品川
との結節点としてのポジションがさらに強まります。
白金高輪〜三田〜高輪〜品川というラインは、今後10年で「国際ビジネスと高級住宅が混在する一体エリア」として、国内外から見られていく可能性があります。
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7.まとめ:白金高輪は「ツインタワー+広場」の新しい顔へ
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三田五丁目西地区第一種市街地再開発は、
白金高輪駅徒歩4分の位置に
地上45階・高さ約167.5m・約600戸のタワーを建設し
児童遊園や広場、道路拡幅、防災機能を一体整備する
という計画です。
白金ザ・スカイと向かい合う形で、もう1棟の45階タワーが立ち上がることで、白金高輪駅北東側のスカイラインは大きく変わります。
同時に、木造密集の解消や道路・広場の整備によって、街としての安全性と居住性も底上げされる見込みです。
1〜2億、2〜5億、5〜10億、10〜20億。
どのレンジであっても、
自分の物件がこのエリアの中でどのポジションにいるのか
2030年前後までの新築供給とインフラ整備のタイミングをどう読むか
という視点を持ちながら、購入・保有・売却の戦略を組み立てることが、白金高輪エリアでは今まで以上に重要になっていきます。
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