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市況・マーケットレポート

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執筆・監修
株式会社Ansera

品川地下鉄はいつ開業?

南北線延伸のルート・進捗と高輪・白金高輪への影響

品川・高輪・白金高輪のこれから

品川地下鉄は、すでに工事が始まっています

「品川地下鉄構想」は、東京メトロ南北線を白金高輪駅から品川駅方面へ延ばす計画です。都市計画決定と工事着手を終え、2030年代半ばの開業を目指して事業が進んでいます。

この記事では、ルート、現在の進捗、決まっていること、品川・高輪・白金高輪で住まいを選ぶ方への影響を、図と写真で分かりやすく整理します。

  • 2030年代半ば開業予定
  • 白金高輪〜品川
  • 途中駅なし
  • 工事着手済み
品川駅高輪口と駅前の街並み
新しい地下鉄駅は、品川駅西側の高輪口方面に設けられる計画です。

最初に結論

  • 白金高輪駅から品川駅までを約2.5kmの新線で結ぶ計画です。
  • 途中駅は設けず、品川側に新駅を整備します。
  • 東京都は2024年6月に都市計画を決定し、東京メトロは同年11月に工事着手を公表しました。
  • 開業目標は2030年代半ばです。具体的な開業年、駅名、運行ダイヤは未確定です。

01白金高輪から品川まで、途中駅なしで結ぶ

正式には「東京都市計画都市高速鉄道第7号線分岐線」といい、東京メトロ南北線を白金高輪駅で分岐し、品川駅方面へ延伸する事業です。六本木・赤坂・永田町などの都心部と、新幹線や羽田空港方面への玄関口である品川を結びやすくする役割が期待されています。

区間
白金高輪駅〜品川駅(仮称)
新設区間
約2.5km
構造
地下式・複線
途中駅
なし
事業者
東京メトロ
開業目標
2030年代半ば
東京メトロ南北線の白金高輪駅から品川駅までの延伸ルート概略図
白金高輪駅で南北線から分岐し、品川駅西側へ向かう位置関係の概略図です。実際の構造や出入口は公式資料でご確認ください。

02「構想」から、実際に造る事業へ

品川地下鉄は、まだ検討だけを続けている計画ではありません。国の答申、鉄道事業許可、都市計画決定を経て、工事に入る段階まで進んでいます。

  1. 2016年

    国の交通政策審議会答申で、都心部と品川駅周辺のアクセス向上に役立つ路線として位置付けられました。

  2. 2021年

    事業主体は東京メトロが適切であり、早期の事業化を図るべきとする方向が示されました。

  3. 2022年3月

    東京メトロが品川〜白金高輪間の鉄道事業許可を取得しました。

  4. 2024年6月

    東京都が都市計画決定を告示し、ルートと構造の法的な位置付けが明確になりました。

  5. 2024年11月

    東京メトロが工事着手を公表しました。

  6. 2030年代半ば

    開業を目指しています。現時点では具体的な年は決まっていません。

03現在は、地下工事に向けた準備を進める段階

2024年の工事着手後は、設計、施工準備、関係機関との調整、深い地下を使用するための手続きなどが進められています。約2.5kmの新設区間は地下式で整備され、品川側の駅は高輪口方面の再開発と近接します。

工事が始まったからといって、すぐに駅舎やトンネルが地上から見えるわけではありません。大規模な地下鉄工事では、調査、設備移設、立坑や施工ヤードの準備を経て、本格的な掘削へ進むため、完成まで長い期間を要します。

品川駅西口地区のA地区・B-1地区・C地区・D地区の位置関係を示す概略図
品川駅西口では複数地区の整備が段階的に進み、駅・公園・歩行者動線をつなぐ街づくりが計画されています。

04決まっていることと、これから決まること

決定済み

計画の骨格

  • 白金高輪〜品川を結ぶこと
  • 東京メトロが事業を行うこと
  • 地下式の複線で整備すること
  • 途中駅を設けないこと
  • 品川側に新駅を設けること
  • 2030年代半ばの開業を目指すこと

今後決定

利用方法の詳細

  • 具体的な開業年
  • 品川側の駅の正式名称
  • 運行本数とダイヤ
  • どの列車が品川方面へ直通するか
  • 駅出入口と周辺施設の詳細
  • 工事進捗に応じた予定の変更

「2030年代半ば」は幅のある目標です。住宅購入や売却を考える場合は、完成を前提に価格を決めつけず、現在の住みやすさと将来の可能性を分けて判断することが大切です。

05地下鉄だけでなく、品川・高輪の街全体が変わる

品川駅周辺では、高輪ゲートウェイシティ、品川駅西口地区、駅街区、京急線の地平化など、複数の整備が進んでいます。地下鉄延伸の意味は新しい路線が一本増えることだけではなく、駅、業務、商業、住宅、緑地、歩行者空間が一体的につながることにあります。

高輪ゲートウェイシティの建物と歩行空間
高輪ゲートウェイシティ
品川駅港南側の高層建物と歩行者デッキ
品川駅港南側の都市景観

06高輪・白金高輪の住宅選びにどう影響するか

南北線沿線から品川へ乗り換えなしで移動できるようになれば、六本木一丁目、溜池山王、永田町、飯田橋方面と品川を行き来する方にとって選択肢が広がります。新幹線や羽田空港方面をよく利用する方にも利便性向上が期待できます。

一方で、同じ地域でも影響は一様ではありません。駅までの実際の距離、坂道、出入口の位置、建物の管理、方位、眺望、間取りによって、住みやすさと将来の売りやすさは変わります。地下鉄延伸だけを理由に住戸を選ばず、現在の条件と完成後の動線を一緒に比べる必要があります。

白金高輪駅周辺の緑と歩道が整った街並み
白金高輪駅周辺の生活動線
白金高輪周辺の集合住宅と幹線道路の街並み
住宅と都市機能が近接する白金高輪周辺

07延伸による変化を受けやすい方

住まいを探している方

  • 六本木・赤坂方面と品川を頻繁に移動する
  • 新幹線や羽田空港をよく使う
  • 高輪・白金高輪で長く住める家を探している
  • 将来売却・賃貸する選択肢も残したい

住宅を所有している方

  • 延伸を待って売るべきか判断したい
  • 現在の査定に将来性がどう含まれるか知りたい
  • 売却と賃貸運用の手取りを比較したい
  • 募集・入居者対応・管理をまとめて相談したい

08地下鉄の将来性を、実際の住戸選びへつなげる

再開発や新線は地域の魅力を高める材料ですが、個別の価格はマンション名、駅距離、階数、方位、眺望、広さ、室内状態、管理状況によって異なります。ニュースだけで判断せず、現在の売出し・成約事例と将来の交通動線を同じ資料で確認することが重要です。

主な参照資料

掲載内容は公開・更新時点の情報です。募集条件、施設情報、交通情報等は変更される場合があります。

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