ANSERA JOURNAL
市況・マーケットレポート
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港区中古マンション70㎡平均価格が2億3,090万円に──「2億円超え」が“当たり前”になった街の今
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0.今日のニュース概要
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マンション情報サイト「マンションレビュー」の2025年10月調査で、
全国の市区町村別・中古マンション価格ランキング1位は、東京都港区でした。
70㎡換算の平均価格は2億3,090万円と、調査開始以来はじめて「2億3,000万円台」を突破。
10年前と比べると約+208%、およそ3倍の水準に達しています。
2位は千代田区(約1億9,000万円台)、3位は中央区(約1億5,000万円台)で、
港区だけが突出して“2億円台前半”というステージに入った形です。
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1.「70㎡=2億3,090万円」が意味するもの
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70㎡で2億3,090万円ということは、単純計算で1㎡あたり約330万円前後。
同じ単価を当てはめると、
60㎡なら…約1億9,800万円
50㎡なら…約1億6,500万円
90㎡なら…約2億9,700万円
100㎡なら…約3億3,000万円
というイメージになります。
つまり、現在の港区では、
1〜2億レンジ:40〜60㎡台のコンパクト〜ミドルサイズ
2〜5億レンジ:60〜100㎡前後のファミリー・プレミアム住戸
5億〜レンジ:100㎡超かつ眺望・ブランド・階数など条件が揃った最上位クラス
という“価格レンジの感覚”で考えるのが自然になりつつあります。
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2.10年で約3倍──港区がここまで上がった背景
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今回の調査によると、港区の中古マンション70㎡価格は、
2015年10月からの10年間で約+208%、5年前からでも+165%、3年前から+128%という伸びです。
背景には、いくつかの要因が重なっています。
国際金融都市・再開発エリアとしての評価
虎ノ門・麻布台・高輪ゲートウェイなど、再開発が集中し、
オフィス・ホテル・レジデンスが一体となった街づくりが進行。
新築価格の“3億円時代”
港区の新築マンション平均価格は3億円台に乗っており、
70㎡に換算すると約3億円弱が「新築の普通の水準」というエリアも出てきています。
新築の水準が押し上げられたことで、中古も連動して高値を維持。
現金・高所得層の厚さ
港区の高額帯マンションは、ローン依存度が相対的に低く、
金利上昇局面でも「実需+資産家需要」で価格が崩れにくい構造になっています。
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3.エリア別に見る「2億円台の顔ぶれ」
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港区と一口に言っても、価格水準はエリアで大きく異なります。
マンションレビューや各種レポートでは、
虎ノ門:2025年上半期の70㎡推定価格が3億円前後
東新橋:2億8,000万円台
浜松町:10年で約3.8倍という上昇率
などが報告されており、「都心ビジネスエリア直結」の町名が特に高騰しています。
一方で、
芝浦・海岸・港南の一部
高輪の駅距離がある一帯
などでは、同じ港区でも単価はやや抑えめで、
1〜2億レンジのファミリー向け中古がまだ狙えるゾーンも残っています。
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4.1〜2億/2〜5億/5億〜レンジ別・売却の考え方
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■1〜2億レンジ(40〜60㎡台・コンパクト〜ミドル)
単身〜DINKSの実需が厚く、住み替え需要も多いゾーン。
駅近・眺望・間取りのバランスが良い住戸は、
金利環境が多少変わっても、しばらく流動性を保ちやすいと考えられます。
売却タイミングを測るというより、
「賃貸に出すか/自分で使うか」を柔軟に切り替えられる設計が重要です。
■2〜5億レンジ(60〜100㎡台・ファミリー・プレミアム)
今回の「70㎡=2.3億」は、このレンジの“真ん中”を示す数字。
学区・生活利便・眺望・ブランドなど、
購入層が重視するポイントが明確な住戸は、価格調整局面でも底堅い傾向があります。
売却を視野に入れるなら、
「同じマンション内・近隣の成約事例がどの価格帯で動いているか」を
四半期ごとにチェックしておくのがおすすめです。
■5億〜レンジ(100㎡超・最上位クラス)
絶対数が少なく、「気に入ったら買う」という超富裕層の世界。
統計上は平均値のブレが大きく、指数だけを見て売却タイミングを決めるのは危険です。
個別性(眺望・天井高・仕様・駐車場条件など)をどう評価してもらうかが勝負どころになります。
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5.購入検討者が押さえたい「数字の読み方」
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「70㎡で2億3,090万円」と聞くと、手が届かない印象を持つかもしれませんが、
数字の“読み方”を間違えないことが大切です。
平均値は、超高額帯の成約に引っ張られがち
実際の売出しは、同じ港区でも「1.5億前後〜3億超」まで幅広く存在
坪単価・㎡単価を見ながら、自分が狙うレンジを
1〜2億/2〜3億/3〜5億…と細かく区切って考える
また、今後の金利動向や税制(固定資産税・相続税評価など)を踏まえると、
無理なフルローンより、自己資金・既存資産とのバランスを重視
「売る/貸す/住み替える」の選択肢を残した借入額・返済期間を設定
といった基本を守ることが、港区のような高額エリアでは特に重要になります。
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6.まとめ──「2億円台が普通」の時代の港区とどう付き合うか
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2025年10月時点で、港区の中古マンション70㎡平均価格は2億3,090万円。
10年前の約3倍という数字は、「港区のマンション=高級資産クラス」という
世界観が完全に定着したことを象徴しています。
ただし、重要なのは「平均が高いから買えない/売り時だ」と短絡的に考えないこと。
エリア・駅距離・階数・眺望・築年数
自分が狙う価格レンジ(1〜2億/2〜5億/5億〜)
保有目的(自宅/セカンド/賃貸運用/相続を見据えた資産保有)
を切り分けたうえで、
> 「港区のどのポジションに、どのくらいの期間、どんなリスクを取って立つのか」
を考えることが大切です。
統計上の“2.3億円”はあくまで目安。
その数字を出発点に、自分のポジションと次の一手を冷静に設計していくことが、
これからの港区マンション戦略の鍵になると思います。
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