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日政連が税制・政策要望を自民党に提出──住宅ローン控除40㎡緩和要望と既存住宅評価見直しの行方

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0.今日のニュース概要
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全日本不動産政治連盟(日政連)は11月28日、自民党本部で開かれた全日本不動産政策推進議員連盟(全日議連)の総会で、税制・政策に関する要望書を提出しました。

主な要望は次の通りです。

住宅ローン控除など、住宅・土地関連の税制特例の「延長・拡充」

既存住宅流通を促進するため、住宅ローン控除の床面積要件を「40㎡」へ緩和

二地域居住の推進に向けた新たな住宅ローン創設・控除拡充

低未利用不動産(空き家・空き地など)の流通促進のための税制・制度見直し

既存住宅の担保評価に「維持管理・リフォームによる価値向上」を反映

心理的瑕疵の告知ガイドラインについて、「人の死」以外の事案も含めた情報拡充



あくまで「業界側からの要望」であり、このまま決定したわけではありませんが、
今後の税制改正・実務ルールの方向性を占ううえで、押さえておきたい内容です。

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1.日政連・全日議連とは何か
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日政連(全日本不動産政治連盟)


 不動産業界の現場の声を国政に届ける政治団体。全日本不動産協会会員らで構成。

全日議連(全日本不動産政策推進議員連盟)


 2014年、自民党内に発足した議員連盟。日政連との連携を通じ、不動産政策全般を議論する場。

今回の総会では、

野田聖子氏(全日議連会長)が「マンション高騰や空き家などの課題に現場の声を」と挨拶

日政連側が、税制・政策要望の具体的内容を説明

総会後、税調会長・財務副大臣らへ陳情を実施



という流れで、与党側へ正式に“ボールを投げた”形になっています。

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2.住宅ローン控除「40㎡要件」への一本化要望と都心1LDK
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今回の要望の中で、都心区分マンションと特に関係が深いのが
**住宅ローン控除の床面積要件を「40㎡」に緩和**
してほしいという点です。

現状は、

原則:床面積50㎡以上

ただし、40〜50㎡の新築でも、


 合計所得1,000万円以下などの条件付きでローン控除対象(緩和措置)

となっており、

> 「40㎡台の都心1LDK」は、
> 所得条件や建築確認日によって、
> 控除が使えたり使えなかったりする

という少し複雑な状態です。

今回、日政連は
「既存住宅も含めて床面積要件を40㎡に緩和してほしい」
と要望しており、実現すれば、

40〜50㎡の都心1LDK・コンパクト高級レジデンス

港区・渋谷区・中央区などのハイグレード単身・DINKS向け住戸



の**購入ハードルが一段下がる**可能性があります。

1〜2億レンジで40〜60㎡台を検討している層にとっては、
ローン控除の有無が「買う/買わない」の境界になることも多いため、
この要望の行方は今後もウォッチしておく価値があります。

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3.低未利用不動産・二地域居住への税制要望
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日政連は、地方の空き家・空き地など「低未利用不動産」の流通促進に関しても、
税制の延長・拡充を求めています。

具体的には、

低未利用土地等を売却した場合の「長期譲渡所得100万円控除」の適用期限延長・要件緩和

二地域居住(都市+地方)のための新たな住宅ローン制度の創設

それに伴う住宅ローン控除・各種特例の新設



などです。

これは一見、「地方の空き家・空き地」の話に見えますが、都心の富裕層にとっても、

都心の高級マンション+地方のセカンドハウス

実家・相続物件の売却・活用

郊外の別荘・長期滞在拠点



といった選択肢に税制がどう絡んでくるか、という文脈で無視できません。

「都心の資産マンションを持ちつつ、地方の古民家や別荘も活用する」
というライフスタイルは、今後むしろ増える方向にありますから、
税制が二地域居住をどの程度後押しするかは、中長期で要チェックです。

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4.既存住宅の担保評価見直し要望──管理・リフォームの“点数化”
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日政連は、ストック型社会に向けた政策要望として、
**既存住宅の担保評価に「維持管理・リフォームによる価値向上」を反映すべき**
と提案しています。

これは、都心の高級区分オーナーにとって非常に重要なポイントです。

今の日本の住宅評価は、「築年数が経つと一律に価値が下がりやすい」構造

管理状態や大規模修繕の内容、室内リノベの質が、十分に価格・担保評価に反映されていないケースが多い



もし政策レベルで

長期修繕計画がしっかりした管理組合

外壁・設備更新をきちんと実施しているマンション

高品質なリノベーション履歴のある住戸



が、**担保評価・融資条件の面で「加点」される仕組み**になれば、

築20〜30年でも、管理の良い港区・渋谷区・中央区の高級マンション

フルリノベ済みのヴィンテージレジデンス



などの「優良ストック」が、実需・投資双方から再評価される可能性があります。

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5.心理的瑕疵ガイドライン見直し要望と実務への影響
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日政連の政策要望には、
**「人の死の告知に関するガイドライン」の情報拡充**
も盛り込まれました。

現行ガイドラインは主に

室内での人の死(自然死・病死・事故死・自殺など)



を中心に整理されていますが、要望では

人の死以外の心理的瑕疵(長期不法占拠、重大な近隣トラブル、反社関係など)

売買取引時における、告知義務期間の考え方



についても、情報を整理してほしいという趣旨が述べられています。

高額帯のマンション取引では、

「過去に何があった部屋か」「周辺でどんな事案があったか」

「どこまで、何年分、説明されるべきか」



が、買い手・売り手双方にとって非常にセンシティブなテーマです。

ガイドラインがより具体的・網羅的になれば、

売主・仲介業者にとっては、説明の“ものさし”が明確になる

買主にとっては、「どこまで情報が出ている前提か」がわかる



という意味で、取引の透明性が高まることが期待されますが、
同時に、**高額物件ほど「情報管理」と「記録の整備」が求められる方向**になると考えられます。

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6.港区・都心高級マンションのオーナー・購入検討者が見るべきポイント
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今回の要望はあくまで「提案段階」ですが、方向性として押さえておきたいのは次の3点です。

(1)40㎡台の1LDK・コンパクト高級レジへの追い風の可能性

ローン控除の40㎡要件が一般化すれば、


 40〜50㎡の高級1LDKの実需ニーズがさらに取り込みやすくなる

1〜2億レンジで「40〜60㎡」帯の購入を検討している層にはプラス材料



(2)管理とリノベに「金融的な意味」がつく時代へ

既存住宅の担保評価に管理・リフォームを反映する方向性は、


 「管理の良い築古マンション」「質の高いリノベ住戸」にとって追い風

港区のヴィンテージ系レジデンスでは、


 今後ますます「管理レベル」と「修繕履歴」の説明が重要になる

(3)心理的瑕疵・告知のルールは“知っておかないと危ない”領域

高額帯の売却を検討するオーナーは、


 「どこまで、何年分、何を伝えるべきか」を早めに整理しておいた方が安全

購入側も、「ガイドラインの範囲外のリスク」はゼロではない、という前提で、


 近隣情報・管理組合の議事録などを読み込む必要が出てきます。

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7.まとめ──「まだ決まっていないが、方向性は見えてきた」ニュース
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日政連の税制・政策要望は、

既存住宅流通を重視する「ストック型社会」への流れ

40㎡台コンパクト住戸へのローン控除適用拡大

低未利用不動産・二地域居住の促進

心理的瑕疵ガイドラインの高度化



といった、今後数年の不動産政策のキーワードをコンパクトに含んだ内容です。

ただし現時点では、

あくまで「業界側からの要望」であり、

税制改正大綱やガイドライン改定にどこまで反映されるかは未確定



という段階です。

港区・都心の高級マンションのオーナー・購入検討者にとっては、

自分の物件・検討物件が「40㎡要件」にどう関わるか

管理・リノベにどこまでコストをかけるべきか(将来の評価を見据えて)

心理的瑕疵・告知に関して何を把握しておくべきか



を一度整理しておく良いタイミングと言えます。

今後、実際の税制改正案やガイドライン改定が出てきたタイミングで、
今日のニュースと照らし合わせてアップデートしていくことが重要です。


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